vol.20 トオイ→しょ
真・紅白歌合戦'09、僕ならこうキャスティングします。-白組篇-



<トオイの選曲>
1. 恋におちたら / 曽我部恵一 『東京コンサート』(2006)
2. 12月 / 関美彦 『Girl Blue』(2008)
3. 明日あたりはきっと春 / はっぴいえんど 『HAPPY END』(1973)
4. 悲しくてやりきれない / ザ・フォーク・クルセイダーズ 『紀元貮阡年』(1968)
5. モダーン・ラヴァーズ / ムーンライダーズ 『MODERN MUSIC』(1979)
6. ああ、レディハリケーン / 近田春夫 『ああ、レディハリケーン』(1979)
7. 時のないホテル / オリジナル・ラヴ 『Queen's Fellow - yuming 30th anniversary cover album』(2002)
8. ハニー・ムーン / 細野晴臣 『TROPICAL DANDY』(1975)
9. 時にまかせて / ハリー&マック 『Road to Louisiana』(1999)
10. 人間みたいなこと / 々 (2009)
11. 涙の旅路 / 初恋の嵐 『初恋に捧ぐ』(2002)
12. Night Drive / citta (2009)

何だかはからずも、前回のテーマである「カバーしたい曲」のような並びになりましたが、自分がうたってみたいと思った、口にしてみたいという感じの強い曲を、1アーティスト1曲で、男性歌手限定で選んでいきました。
曲の初出は多くが2009年ではありませんが、今年自分が日常的に(部屋の中とか、風呂場とか、帰り道とか)愛唱していた曲ということで、パーソナル紅白歌合戦の具現化という感じということです。
これらの曲を自分でうたったり聴いたりしているともちろん楽しくて気持ちいいけれど、自分でつくりたい音楽やうたいたい音楽ってどんなものなんだろうな、とどんどんわからなくなっていくかのようでした。まだ振り返るには少しだけはやいかもしれないけど、来年は自分の音楽やうたをもっとクリアーに形にしたいと心の底から思っています。
しかし今年の最大のヒットはある意味ムーンライダーズかな。今見ると前回の1曲目もそうだ。おそるべし。

2009.12.16.
トオイダイスケ


<しょの感想>

これを大晦日にやってたら、NHK見ます。
あるいは、これらをトオイが歌う(またはみんなで歌う)カウントダウンライブまたはセッションまたは飲み会があれば、そこで年を越したい。
といみじくも書いてしまいましたが、今年得たひとつの大きな宝であり課題であるのは、学校のサークルや出てる店といった目に見える括りではないところで、音楽的ホームグラウンド的な集合体が確立されつつある、ということで、(たじろっくは象徴的だけど、それに限らずもう少し広義で、) その輪が、切磋琢磨して輪の中でお互いを高めあって (案外はまだまだだが…)、とてもよい音楽や場が生まれた年だったと思っています。10や12は、この並びに於いても、輝いている。
で、課題というのは、中で完結してていいとは誰も思ってないだろうし、これはそういう悪い意味での内輪では決してないわけで、この素晴らしい内輪の輪をいかに(戦略的ではなく自然に)広げるか。来年のテーマになるのではないでしょうか。と思っています。
(そのまえに案外はまず自らに厳しさを課して内容を高めるべきだけど。)
直接この一枚への感想ではなくなりましたが、こういう話をするためのこのやりとりだということにして逃げます。
では。

あ、vol.11はまた対談形式にする?
年内はタイミングあわなそうだよね。

2009.12.23.
酒井匠


次回 しょ→トオイのお題 :「2009年を振り返って」